第8回歴史探訪ウオーキング会


  ・テーマ ;東京まんなか歴史探訪
  ・開催日時;2025年3月6日(木)10;00~16;00
  ・参加人数;11名
  ・コース ;東京駅丸の内南口10:00集合 ⇒ 皇居東御苑 ⇒ 科学技術館
        ⇒ 昭和館 ⇒ 東京大神宮 ⇒ 靖国神社・遊就館 ⇒四ツ谷駅

2025年3月6日朝10時、出勤の人の波が一段落したとはいえ、東京駅南口には旅行客、観光客が多数。
その中に高齢紳士の集団が静かに輪になっている。社友会ウォーキング会の集団だ。
二日前には東京は雪、昨日も寒い雨で、今日は天気が持ち直すとはいえ、北風が強い寒い一日の予報。
皆、帽子とマフラー、花粉対策のマスクで身を守っている。金澤会長の出発の号令で、歩き出す。

日の丸を掲げた東京駅をバックに集合写真。皇居のお堀周りをマラソンランナーの邪魔になりながら、大手門に向かう。
東宮前のお堀では白鳥と錦鯉が迎えてくれる。正門前での手荷物検査は全員無事通過。
皇居東御苑の石垣の大きさと石組みの見事さに圧倒されながら散策する。
苑内の梅はまだ咲いていないが、ただ1本満開の河津桜。この木の下は特に外国人観光客で賑わっている。
8割以上が海外観光客だ。ストライプ入りの変わった竹類や大きなブナの木に感心しながら北桔(きたはね)橋に向かう。

科学技術館前に整列した入館待ちの小学生の団体を横目に、入館。
身分証明書を提示してシルバー割引チケットをゲットし最上階にエスカレーターで上る。
既に入館している小学生に交じって、展示物を眺めたり体験したりと、
大人気ないと言うのか子供回帰というのか、これが老いの楽しみ。
エントランスにある協力会社名に、かつて一世を風靡したいろいろな社名を見つけては懐かしむ。

技術館を出て吉田茂首相銅像前を「吉田さんなら6等身だ」「葉巻を持った方がいい」などと
好き勝手なことを言いながら清水門に向かう。門内下りの石段は全体に段差が大きくて恐ろしい。
段毎に右往左往して低い所を探しながら降りる。

昭和館では、戦時中と戦争直後の資料が展示されていた。
出征兵士の手紙の家族への思いと、その達筆なのに心を打たれながら見学する。

 

社友会メンバーは、あまり普通ではない所に集まる傾向があるようで、
靖国神社の青銅製の鳥居の柱を囲んで、その柱をなでたり叩いたり、
コンクリか金属かと議論している。結局青銅の鋳造品と判明して納得して歩き出す。
また全国靖国献酒会の奉納リストを見ては、銘酒談義とお国自慢に花を咲かせる。
誰にも目を留められずにひっそりと立っている桜開花の標準木の前では
「これがかの有名な・・」と、花も葉もない木を愛でている。

市ヶ谷駅当りから四ツ谷駅まで線路沿いの趣ある松林の中の遊歩道を、
何だかんだと語り合いながら打ち上げのお店を目指してのラストウォーク。

打ち上げ会は、四ツ谷駅前から横に入った地下の個室。11人でピッタリ。
今日の反省どころではなく、大河ドラマと朝ドラ論評から、トランプ政治の見立て迄。
大いに盛り上がって一日を終えた。約15,000歩のウォーキング成績でした。(小室 真記)