第 29回 社友会 定時 総会 ・ 懇親会 開催



日 時 2023 (令和 05) 年 6 月 15 日 (木)
12 時 00 分 ~14 時 30 分
会 場 レグナ ヴェール TOKYO

     
 第29回定時総会・懇親会式次第  金沢会長  ご挨拶  久保田社長 ご挨拶



 2020年 頭からのパンデミックをどう振り返るかが問われた総会でした。この 3年、社友会の活動もすべて中止を余儀なくされ、総会も 2020 年第 2 6 回から 2022 年第 28 回 まで中止となっておりました。昨年末来、 2023年総会を挙行するか、政府の方針と国民の意識に委ねられていました 。2023年明けて、政府のマスク行動指針が変わりつつある時、若年層を中心とする国民が行動変化を求めてきている頃 、そうした本来の姿に戻そうという空気に背中を押され、総会の実施を決定しました。「中止」も想定して、 会場予約は慎重に進められましたが、ご存じの通り 、この半年で、三密に対する雰囲気が全く変わっておりました。


 6月の開催は、これまでの恒例から異議なく決められました。屋内立食パーティ形式です
から、あまり天気を考えませんでしたが、5月22日の会場下見日頃になると、当日の天候が気になりだしました。6月3日に入梅 しただろう宣言、総会前日の14日水曜日の東京の天気は朝から雨で、15日(木曜日)は、朝から曇り、午後落雷注意報がでる予報でした。開始12時より前に雨が降らないことを祈りつつ、当日10時過ぎから準備を始めました。


 11時20分、早い方は来られる時間になり、案内が入口に立ちました。会場側の女性1名に応援していただき、中央通り側の入口に立っていただきました。
JR東京駅や中央通りからですと、女性が先に応接することになりますので 、彼女の方が忙しかったようです。看板が出せないのは、時代の趨勢、 平日の歩道を塞ぎ迷惑になるとの理由からですが、退職されて数十年も経ち周囲の景色が全く変わってしまった京橋界隈、久しぶりの方の中には迷われた方もいらっしゃったようです。


 参加のご連絡をいただいた62名が揃い、定刻正午、司会の藤原理事が開会を宣言されて開始されました。
金澤新会長から、「未だコロナ禍の怖れを抱きながらの開催で、正直なところどれほどのご出席いただけるのか大変不安でしたが、お集りいただきました総数がコロナ禍の前を上回っているようです。会員の平均年齢が80歳を超えている社友会にとりまして、3年間のブランクは大きかったと思います。会社の定年年齢も65歳に延長されて、組織の拡大は難しい状況が続くと思います。今日は、時空を超えて現役時の会社での苦労話、手柄話、懐かしい話が交錯することでしょうが。私たちは後輩にこうした話を伝え続ける役割を担っていると思います。失われた3年の空白を取り戻すように本日は、限られた時間の中ではありますが思う存分、語り合い、日頃のストレス発散の場にしていただければ、この会の開催に携わった者一同望外の喜びです。」そして 、会社の社友会への支援と、久保田社長以下6名の幹部の出席に対し御礼を述べられ、最後は、会員のご健勝を祈念し、ご挨拶が結ばれました。


 この3 年に亡くなられた方 53 名のご冥福を祈った後 、 久保田社長にご挨拶を頂戴しました。 昨年度の決算は非常に優れた内容であり、高配当が株主総会承認後予定されて「資産運用をお考えの諸先輩には是非ご一考を(冶金工株取得を)」と、 会場を和ませた後、新製鋼 電気炉や旧江川第 4 鉄筋アパート跡の新社宅、 建設中のドイツから輸入したというスリッター、これから入れる新鋭冷間圧延機の紹介があり、最近の盛んな設備投資に感心させられました。 最後に「 OB から工場見学の要請あるでしょう。」 というご発言をいただき、会員 から のご要望があれば機会を設けたいものです。山田川崎 製造 所長 からは、新冷間圧延ミルの竣工に合わせて来年がいいのではないか、というご助言を頂戴しております。ちなみに新ミルの名前は未定とのことです。
Noネームから斬新な名前に変わるのでしょうか。
 議事は進み、新加入会員 17 名の紹介、令和 4 年度の活動と決算報告 、同 5 年度の事業計画と予算案が全員の拍手で承認されました。
本年もゴルフ会、ウォーキング会と美術展が予定されております。


 懇親会へと進み、乾杯のご発声は、恒例の喜寿会員を代表して、広岡様にお願いいたしました。ご本人は、「長く話せるのですが」と短めに切り上げての乾杯でした。4 年ぶりの開催で、皆さま積もるお話があったのでしょう、乾杯すると待ちかねたように騒然とした雰囲気のなか、いくつもの人の渦ができました。例年、壁際に置かれた椅子に座る方が、すぐ見受けられるのですが、今年は、 最後までほとんど皆さま立っておられました 。ただ、ビュッフェテーブルとの距離なのか、お話に夢中なのか 、食事をなされていない方も多かったように見受けられました。 会場配置に改善の余地がありそうです。飲み物は 、会場側の配膳サービスがありましたので、数は出たようです。


 2時間もあっと言う間に過ぎ、最後に入社年別の集合写真となりました。昭和 20 年代入社 90 歳を越された方が3 名も 、 お越しになったのは驚きです。続いて30 年~34 年が5 名、なかなかにお元気でした。35 年~39 年 14 名で、気炎を吐いておられました。40 年~44 年と45 年~49 年も各 14 名、 50 年以降 12 名でした。40 年代は、高度成長期の大集団世代、いまや社友会でも一大派閥を形成していると改めて感じた次第です。ほぼ定刻どおりのお開きとなり、皆様、後ろ髪引かれながら、 ゆっくりとした足取りで会場を去っていきました。このあと、 同期会もあったように聞いております。
 また、来年、お会いしましょう。


文責 K .S