金沢OB会 親睦旅行報告(2011年) 

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 うっとうしい梅雨のシーズンにはいりました
皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。
このたびの東日本大震災は、日本震災の最大級の衝撃的な事象でした。
東北出身者の多い冶金工ですから直接、間接問わず関わりのある方もあろうと思います。
 お見舞いとあわせて一日も早く復旧、復興が進みますように願っています。

 さて、金沢OB会の近況を報告させていただきます。
去る6月21日、加賀温泉の奥座敷『山中温泉』への親睦旅行を行いました。
アクセスは金沢駅から車で約1時間半の位置にあります。
当日は、強い雨との天気予報と裏腹に気持ちの良い快晴。28名の参加者にとって幸先の
よいスタートとなりました。

 小さなマイクロバスは、弾む会話で騒音状態です。
途中休憩の『こまつ木場湯道の駅』では、奥様方の産地品の品定めが始まりました。
”早速のお買い上げありがとうございます”です。
 予定どおり宿泊先『たわらや』に着き、まずもって玄関先で集合写真です。
はいパチリの短い時間も一騒ぎの有様です。
 一風呂浴びて温泉宿でのんびりの後期高齢者グループ。マップ片手に散策を意気込む
自称前期高齢者グループと二グループに収斂されるところがみそですね。

 散
策のポイントは、あやとり橋、芭蕉の館、こおろぎ橋、ゆげ街道、温泉街(財政厳しい
なかで整備されていましたね)、黒谷橋、一周のやや強行軍の1時間半コース。
脚に自信のない方には便利なバス『お散歩号』が準備されています。
あの料理の鉄人道場六三郎で一躍有名になりました。
まあそれ以前に『山中節』という大変有名な民謡もありますがね。
温泉は少々熱めですがずっとずっと昔あの松尾芭蕉が一週間逗留し称賛した日本三名湯
の一つです。部屋の前景は、鶴仙渓の緑が鮮やかに映えわたり加えて湯場も露天風呂も
絶景を眼前に見も心も癒してくます。

 のんびり派もすたこら派も一同大広間にうち揃い懇親会は、名越裕副会長の下で幕を
あけました。
池田隆事務局長が懇切丁寧な事務事項、会員近況(あらたに鬼籍に入られた方は5名)
等が報告されました。
西井健太郎会長より「いまラジオ体操推進運動が全国各地で盛んに行われています。私
も参加しているが身体を動かすことはとても大切なことです。お金をかけずに工夫を凝らして
健康で生きがいある人生をおくりましょう。皆様も是非やってみて下さい。」との挨拶がなさ
れた。田中勝幹事の音頭に続き長老の能口正四郎さん(87歳)は宴に欠くことのできない
『鶴亀』を、さらにリクエストに応えて『鞍馬天狗』を加賀宝生流で謡いあげると、さすが全員
拍手喝采が湧き感動的でした。
ああやはり聞く人たちも加賀の住人だなと確認できた一幕です。

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 さしつさされつお酒とともに歓談も高まるなか向江好美幹事の出番です。
介護施設で働く彼女は、高齢者の扱いも心得ておりトークも抜群、会場をビンゴゲームの
場に誘ってくれ単純なこのゲームをきっちりと捌く得意技の持ち主です。
  
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 郷正生さんが早々ビンゴときた。神妙な顔でトップ賞を、2位に西井会長「満更捨てた
ものではなかったな」なんて顔をして、3位には岩井忠志さん満面朱をそそぎ嬉しそうにそ
れぞれ景品を受け取っていました。全員ハズレなし、景品はいつものとおり開けてビックリ
○○箱です。が楽しい一時を過ごせることこのうえなしです。
カラオケは桶作哲夫さん、能口正四郎さんが美声で、西井会長は”男の居酒屋”を西井節
でうならせれば、高田治夫さんは”ぬらさきの雨情”を自己陶酔しつつ、その他飛び入りは
記録に値せずと和気あいあいで座も乱れがあるなか(仲居さんの勤務を考慮)林劭副会長
の中締めの挨拶、向江幹事による一本締めで大広間での懇親会はお開きとした次第です


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追記
 むかし話や近況で口は確実に多くなるも、酒量は確実に少なくなるという加齢現象は
如何ともしがたい。現役の頃には畳にまで酒を飲ませていた鯨飲の猛者も健康を語る
時代に入った。「血液をサラサラにしておきたい」と言う。
 喫煙者は肩身の狭い思いで紫煙をくゆらしている。「俺は国の為を思って永年吸っている
のに。何で!」と国の始末に息巻いている。
 ともあれお互いに健康を語り合い、健康を喜び合うことは楽しいことだ。加齢を喜び再会
の言葉を交わすことが継続できるようj幹事はこの作業を楽しんでいます


                                              おわり