金沢OB会 第22回定例総会

日本冶金社友会ホームページをご覧頂いているOBの皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
金沢市在住の私も、ホームページから皆さんのお元気な様子を、楽しみながら拝見して
います。
 このほど、社友会より「活動状況を知らせて欲しい」との連絡が入りました。特異な組織
の金沢OB会ですが、心配りに感謝しております。
 金沢も新幹線開通を見越し、金沢城址周辺をまちあるき≠ナき、かつ景観も楽しめる
石垣、お休み所などなど工事が進んでいます。機会がありましたら是非、金沢でお会い
したいです。

 さて、私ども金沢OB会第22回定例総会が、10月25日(日)午前11時より金沢駅前の
金沢都ホテルで開催されました。金沢から、その模様を報告させて頂きます。
 当日は好天にめぐまれ出足も好調、最高齢85歳をトップに、50名(総員108名)の出席が
ありました。
 林 劭副会長の司会により総会がはじまりました。先ずもって、物故会員への黙祷、続いて
西井健太郎会長より「政権交代という大きな流れの中で、高齢者問題が焦点になってきた。
安全、安心が強く求められている。今年は、金沢工場閉鎖10周年の節目にあたるが、会員
相互のご理解とご協力により活動を進めていきたい」との挨拶がなされた。
 式次第にそって、池田 隆事務局長より会務、山下澄子会計より収支決算ならびに今年度
予算、中佐美代子会計監査より監査結果の定例議題報告がなされ、全会一致で確認され
ました。
 集合写真撮影後、懇親会を加賀の間において名越 裕副会長の司会により開催しました。
はじめに須藤洋右元工場長より「11年前、家族帯同で大江山より赴任をした。気持ちは金沢
に骨を埋める積もりだった。経営合理化のなか、砂型鋳物は撤退にあったが、何とか再建の
道がないものかと腐心したものだ。しかしながら、当初、遊休地(双葉寮跡地)売却から時を
経ずして工場全体売却への立案がなされ、再建への道は途絶えることになった。会社のおか
れた、厳しい状況の反映がそこに表われた。現実問題、先行き不安を抱える下での操業の
困難さも実感した。1年前倒しであったが工場閉鎖の道をとることになった。皆さんと共に真剣
になって取り組んだ実体験に思いをはせながら、その後の大江山経営にあたってきた。10年を
経た今日、この総会にお招き頂き感謝している」と往時を偲びながらの謝意が述べられました。
 田中 勝(元工場長)幹事の乾杯の音頭で、懇親会をスタートさせました。互いの健康と近況
を語り合ういつもの光景のなか、司会担当の名越 裕副会長自らのマジックに感心すること
しきり。
 加えて、向江好美幹事さん進行役のビンゴゲームにジャンケンポンと、程よい酔い心が童心
となり、単純なゲームも熱気に包まれる。さすが介護の職場に勤務する向江さんの年寄り扱い
のパフォーマンスが絶妙です。
 あれこれ楽しみながら、アッというまに予定の時間となってしまいました。午後2時過ぎ、林
伸次幹事による1本締めで総会を閉じました。
               日本冶金工業金沢OB会 幹事 高野豊彦(記)