第5回歴史探訪ウォーキング会
『江戸後期の下町情緒と芭蕉ゆかりの地を訪ねて、
深川ぶらり旅』
◆令和元年11月19日(火)
◆参加者 11名
ウォーキング会も回を重ねて5回目となりました。今回は下町情緒と芭蕉の世界を訪ねて、
歴史と芸術の世界をたっぷり楽しもう!という企画です。名づけて
『江戸後期の下町情緒と芭蕉ゆかりの地を訪ねて、深川ぶらり旅』
当日は、夜半まで降っていた強い雨も朝方にはすっかり止み昼前には雲ひとつない青空!
絶好のウォーキング日和となりました。
参加者は、84歳を筆頭とするOB 10名と、OG 1名の合計11名。門前仲町駅に集合し、事務局お手製
のガイドブックを配布、10時30分、意気揚々と出発しました。
最初のスポットは「法乗院 深川ゑんま堂」
創建は寛永6年(1629)江戸時代から「深川のゑんま堂」として親しまれていました。
ここの賽銭箱は”家内安全””ぼけ防止””夫婦円満””うわき封じ”などなどに分かれていて、そこに
お賽銭を入れると様々な説法が聞こえてきます。”ぼけ防止”や”うわき封じ””夫婦円満”にお賽銭を
投げ入れて説法をまじめに聞き入る参加者が何人か・・・
続いて、滝沢馬琴誕生の地→浄心寺(三沢の局ゆかりの寺)→雲光院(阿茶の局の墓所)→霊巌寺
(江戸六地蔵と松平定信公の墓所)→午前中のメインスポット『深川江戸資料館』
展示室は、地下の吹き抜け空間に、江戸後期の深川の街並みや庶民の生活ぶりをリアルに再現して
いる。長屋を始め八百屋、つき米屋、火の見櫓、猪牙船が浮かぶ掘割、長屋の部屋には生活用品の
一つ一つにまで細かく設定されている。これらをボランティアの男性が約一時間にわたって
細部に説明してくれて、一時間がアッというまに過ぎてしまいました。
やっとお待ちかね、ランチタイム!!昼食は深川名物『深川めし』・・・軽くビールでのどを潤してから
あさりとしめじを、こだわりのだしでふっくらと炊き上げ、お米にはしっかりと出し汁が染み込んだこれぞ
江戸庶民の味!!・・どんぶりもビッグサイズ!食べきれず残念ながらごはんを少々残したメンバーも何人か・・・・
さあ、お腹もいっぱいになったところで午後の部へしゅっぱ~~つ!!
午後最初のスポットは、深川神明宮(深川発祥の地、伊東深水生誕の地)
→午後のメインスポット①『芭蕉記念館』芭蕉は、高弟・杉山杉風(すぎやまさんぷう)より草庵の提供を受け、
日本橋から深川へ居を移し、新しい俳諧活動を展開、多くの名句や『奥の細道』などを残した。
記念館には芭蕉の直筆の俳文関連資料や「芭蕉遺愛の石の蛙」なども
展示してある。→隅田川テラス→芭蕉庵史跡展望公園(隅田川と古名木川の合流地点に、台上から川面を見渡す
芭蕉坐像が設置され、日中は入り口の方を、夕方には清洲橋の方へと自動で90度向きを変える、ライトアップされた姿で川を行く船を見送る。
ここで芭蕉さんと記念撮影!→深川万年橋→横綱通り(高田川部屋・尾車部屋・錣山部屋・大鵬道場)→午後のメインスポット②『清澄庭園』
※元禄期の豪商、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡と伝えられる。明治に入り、岩崎弥太郎が一帯3万坪を取得し、整備。
その後岩崎彌之助によって造園が進められ全国から取り寄せた名石を配して明治を代表する「回遊式林泉庭園」として明治24年に完成した。
たしかに随所に名石が配置され、池には錦鯉や亀が泳ぎ、池のほとりには鷺も佇み都会の別世界!
・・・庭園を後にして、→芭蕉俳句の散歩道(仙台堀川沿いに芭蕉の句碑18句が並び歩きながら芭蕉の世界へ・・・)
→採茶庵(さいとあん)跡。=杉山杉風別荘跡。芭蕉は元禄2年の3月ここから”奥の細道”の長旅に出立した。
縁側に腰掛けた旅姿の芭蕉像があり思い思いに芭蕉さんと記念撮影。・・・・そろそろゴールへ!
→深川不動堂(元禄16年に始まった成田山新勝寺の出張開帳が深川不動の起こりで、明治14年に不動堂が完成した)
→◎ついにゴール地点、富岡八幡宮(寛永元年に京の僧、長盛が八幡の神像を持って江戸にきて、永代島という小島の
小祠に八幡神像を奉安して、後に立派な社殿を建立(寛永4年 1627)したのが始まり。
富岡八幡の祭りは日枝神社・神田明神とともに江戸三大祭として有名)
※最近は、大きな事件で有名になって参拝客が減ったが、だいぶ戻ってきた模様。。。当日は酉の市の前日とあって、大きな
熊手が飾られ準備に忙しそうであった。
16時45分、11名全員無事にゴ~ル!!総歩数約15,000歩・・延長約9kmを完歩しました!
8名は、門仲の居酒屋へ・・・・心地よい疲れを感じながら美味しい美味しいビールでかんぱ~~い!!